
しかし、綿密な計画と実施のノウハウがなければ成功することはできません。
今回は賃貸併用住宅を成功させるポイントを特集します。
今、賃貸併用住宅の建築が増加している理由があります
人生の3大支出のひとつ、住居費を抑える
立地条件やエリアの家賃相場にも左右されますが、ローンの全額、場合によってはローン返済しつつ「利益」を出せることもあります。人生の中で3大支出と言われているものが、「教育費」、「老後資金」、そして「住居費」です。
この住居費を抑えることができれば、家計はより楽になり、他の資金として回す余裕もでてきます。またローン返済後、家賃収入を老後資金として使うこともできます。総務省の調査によると、65歳以上の無職世帯は毎月4万円近く が赤字になるというデータが出ています。
定年前にローンを完済すれば、退職後に安定した収入を得ることも可能です。まさに自宅の土地と建物に稼いでもらうという発想が賃貸併用住宅。土地の価格が上がりにくい時代だからこそ、賃貸併用にして収入を得ることが、資産を増やす1つの方法なのです。

ローンの返済額を抑えて将来は収入源に
自宅だけを建替えた場合は、建築費は抑えることができますが、家賃収入が無いため、毎月の返済額の負担が続いていきます。賃貸併用住宅にした場合、建築費も借入額も大きくなりますが、家賃収入で返済額をまかないながら、収支はプラスになります。
ローン返済期間の30年間だけでも最大5898万円もの差になります。もちろん返済後は、家賃がそのまま収入となりますから、老後資金の収入源とすることもできます。この「収入」が賃貸併用住宅の人気につながっている大きな理由です。

広い敷地の相続税対策にも
さらに、小規模宅地等の評価額の特例が適用できる場合、大幅な評価額の減額が認められます。配偶者や同居の子供が自宅を相続する際、最大330㎡まで80%(貸付事業用の場合、最大200㎡まで50%)の評価減も可能ですが、相続人としての子供が別居で持ち家に住んでいる場合、この特例を受けることができません。
賃貸部分については、前記の場合でも評価減を受けることができますから、相続税対策につながります。

成功のためにはさまざまなノウハウが必要
ミサワホームは業界に先駆けて、賃貸併用住宅の商品化などをすすめ、数多くのノウハウを持っています。まずはお気軽に、ご相談ください。
賃貸併用住宅を成功させるポイント
住宅の基本性能がもっとも大切

実大実験により証明された、地震に強く、安心して暮らせる建物であることを訴求することで、大きな魅力となります。また快適性能は、入居者が暮らす上で日々実感できる性能です。冬暖かく、夏涼しい住まいは、光熱費を抑えることもでき、入居者の満足度につながります。
ミサワホームでは将来の賃貸需要を想定し、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)も提案しています。入居者はもちろんオーナーさまが快適に暮らすためにも必要な基本性能です。

設計力が快適性能の鍵
また、ひとつの建物でオーナー宅と賃貸住宅をどのように分けて設計するのかも、快適性や入居率を左右する大きなポイントになります。左上の図で、大まかな分離プランを掲載していますので、ぜひ参考にしてください。どのような分け方にするかは、立地条件や賃貸住宅の市場によって考え方が変わります。ベストな方法を専門家と相談しましょう。

大収納空間「蔵」 ®収納や高い天井で入居者の満足度を高める
※ 大収納空間「蔵」(商標登録第5784125号)はミサワホームの登録商標です。
※「蔵」は居室としての使用はできません

賃貸併用住宅の成功は設計力で決まる
玄関の配置ひとつをとっても、快適性は大きく変わります。敷地に合わせたきめ細やかな配慮のある設計がポイントです。ぜひミサワホームの実績をお確かめください。

賃貸併用住宅の実例
いくつかのケーススタディーをご紹介します。
case study1
定年後の自宅建替えでローン負担を軽く

そんな問題を解決したのが、賃貸併用住宅。自己資金を多めにして、1500万円ほどのローンを組まれましたが、結果的には返済しても家賃収入がそれを上回る収支を実現できました。集合住宅に住まわれたことがないオーナーさまでしたが、心配されていた賃貸入居者の生活音も気にならないそうです。将来は2世帯住宅としての活用も視野に入れているそうです。
case study2
デザイン力で、自宅と賃貸住宅の調和をはかる

賃貸側から見ると、共用玄関に重厚感があり、高級感のある低層マンションのように見えるという、まさにデザイン力があるからこそ実現できた賃貸併用住宅と言えます。賃貸住宅部分はファミリーをターゲットとしたメゾネットタイプになっており、上下階の音の問題がありませんせん。入居者もオーナーさまも快適に暮らせる設計になっています。


case study3
2世帯の家族で暮らす3階建て賃貸併用住宅

さらに驚かれたのは、賃貸部分の快適さ。以前に建っていたアパートとは比べものにならない性能だと感じられたそうです。入居者からもその快適さを喜ばれているそうです。さまざまな問題をクリアするために、賃貸併用住宅が良い選択になった実例でした。

case study4
都市部の入居者にアピール。「蔵」を採用した賃貸併用住宅

しかも賃貸住宅に見えない邸宅感のある住宅がご希望でした。入居者のニーズから、シングル向けのプランを3戸配置しています。ポイントはミサワホームならではの大収納空間「蔵」を採用した間取り。1階の賃貸住宅部分は天井が高く、ロフトの蔵収納もついているの、ワンルームでも広く快適に暮らせます。敬遠されることがある1階住戸もすぐに入居者が決まるほど、人気の物件となりました。

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