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専門家による 土地活用コラム

賃貸住宅 資産価値を上げるデザイン

デザインで差別化する賃貸住宅

公開日:2025年3月25日

デザインで差別化する賃貸住宅
入居者は、インターネットの部屋探しサイトを見て写真で物件を決めてしまう傾向にあります。
入居者に物件をアピールするためには、写真映えのするデザインが大きなポイントになります。
今回は賃貸住宅のデザインについて特集します。
この記事は資産活用情報誌「GOOD OWNER」2018年11月号掲載記事をWeb用に再編集した内容となっています。掲載内容は本誌発刊当時のものとなります。

ミサワホーム

グッドオーナー編集部

写真

外観デザインは入居者の第一印象を決める

デザインの質を求め続けたミサワホーム

賃貸住宅を差別化するにあたり、デザインは大きなポイントとなります。今回は賃貸住宅のデザインについて、ミサワホーム株式会社・商品開発部の能浦さんにお話を伺いました。まず、ミサワホームのデザインの考え方についてお聞かせください。

能浦氏/ミサワホームのデザイン思想は「シンプル・イズ・ベスト」。日本の伝統的な住まいづくりや、ドイツの造形学校「バウハウス」に代表されるモダンデザインの根底にも流れる思想を追求してきた会社です。戸建住宅で実践してきたこの考え方は、賃貸住宅の設計にも活かされています。
ただし、賃貸住宅に住まわれる方はさまざまです。戸建住宅なら、オーナーさまの好みだけで建てることができますが、賃貸住宅の入居者は好みもそれぞれ違います。ターゲットやニーズに合わせたデザインを提供することが大切になります。賃貸住宅においてデザインの重要性をどのようにお考えですが?

能浦氏/賃貸住宅の差別化を考える場合、一般的に設備の充実に頼るケースが多いと思いますが、これは時とともに古くなり、いずれ修理や交換が必要となります。デザインで差別化するということは、変わらない価値を得るということです。初期投資の段階でデザインにこだわれば、それはずっと変わらない価値=資産になると考えるとよいでしょう。
デザインは資産価値につながる、大変重要な要素だと考えるべきでしょう。

ひと目で気に入る外観デザインを

外観デザインはその賃貸住宅の顔となります。どのようなデザインが差別化できるとお考えですか?

能浦氏/今、賃貸住宅の入居者の多くは、インターネットの部屋探しサイトで住みたい部屋を決めてしまう傾向にあります。つまり大半の方は写真を見て決めてしまうわけです。そう考えると、外観デザインによる差別化は大きなポイントになります。
外観デザインをより魅力的にするための工夫はさまざまですが、入居者の第一印象を考えると、いかに品質を高く見せるか、高級感を感じさせるかがポイントとなります。例えばオートロックの共用エントランスがあり、外階段や外廊下が見えないようなデザインは、セキュリティの高さも感じることができ、入居者には好印象を与えます。
また外壁材にタイルを使用することで重厚感のあるデザインとなります。タイルはメンテナンスコストを抑えられ、クオリティの高い外観デザインを長く維持することができます。

外構のデザインで街並みとの調和を

街並みと調和するためにも、敷地全体のデザインは大切です。ミサワホームではどのような提案を行っているのでしょうか。

能浦氏/都市部の狭小地などでは敷地全体で見せるデザインは難しいのですが、敷地にゆとりのある場合は、外構計画そのものが資産価値を上げるための有効な手段になります。ミサワホームでも、広大な敷地をトータルにデザインしたプロジェクトの実績が多くあります。広い土地を所有のオーナーさまは、地域の環境への配慮をしっかりとお考えになっているケースが多いこともあり、地域の景観をよくするためにも、敷地全体のデザインの質にこだわる傾向にあります。
植栽の配置や、アプローチのデザインなど、小さな街を形成するような発想でデザインします。ミサワホームでは環境と建物を一体で考える「微気候デザイン」という設計手法を採用しています。
断熱性、気密性などに優れた建物に加えて、風の通り道、太陽熱の取り入れ方などを工夫することで、夏は涼しく、冬は暖かい環境をつくりだすことができます。このようなノウハウを賃貸住宅経営に活かされるオーナーさまも多くいらっしゃいます。

グッドデザイン賞を受賞し続けるミサワホーム

能浦氏/ミサワホームのデザインへのこだわりを示すもののひとつに、グッドデザイン賞があります。1989年から連続受賞、その中には賃貸住宅のデザインも受賞しています。デザインにこだわるミサワホームだからこそ、入居者にも他とは違う賃貸住宅として認められているのではないでしょうか。

空間のデザインはずっと変わらない価値になる

入居者に合わせたさまざまなインテリア提案

一般的に賃貸住宅のインテリアは、誰からも好まれるような無難なものがよいと言われていましたが、現在は状況が変わっているのでしょうか?

能浦氏/今や賃貸住宅は借り手市場になっており、入居者が自分のライフスタイルや好みで部屋を選ぶ時代です。賃貸住宅にも個性を求める傾向は強くなっていると実感しています。また、部屋探しサイトの写真を参考に部屋を選ぶ入居者が増えているのですから、「写真映え」を考えてもインテリアデザインにこだわるべきではないでしょうか。しかし収支を考えなくてはならない賃貸住宅では、コストアップしすぎるデザインは難しいのではないでしょうか?

能浦氏/コストを上げすぎずにテイストの違うデザインを提案できるシステムをつくりました。都市型のモダンなインテリアや、女性に好まれるエレガントなスタイル、若い世代に人気のカフェ風スタイル、そして落ち着きと高級感のあるヴィンテージなどをご用意しています。部屋ごとにイメージを変えて、多様なニーズに応えることも可能になります。

空間のデザインは長く維持する資産価値

能浦氏/10年ほどで交換が必要になる設備と違い、空間のデザインは最初に費用をかけておけば、ずっと続く資産となります。何年経っても魅力を維持できることは、長期的に安定した経営につながります。またアクセントクロスなど、色による差別化や魅力付けは、コストもそれほど大きくは変わらないので、賃貸住宅で取り入れやすいデザインではないでしょうか。

左:Smart Simple for Belle Lead
右:With Elegance for Belle Lead

左:AT THE CAFE for Belle Lead
右:LOVE VINTAGE for Belle Lead

空間を立体的に使うデザインの発想

ミサワホームではインテリアのデザイン以外に、空間を立体的に使う工夫を行なっていますが、具体的にどのようなことなのでしょう?

能浦氏/もともと戸建住宅のために開発された大収納空間「蔵」 ®が発想の原点です。特に賃貸住宅では、1階住戸の空室対策が経営上の大きな鍵となります。そこでミサワホームでは、魅力的な間取りにするため、1階のリビング等の天井高を高くし、開放感を得ながら、1階フロアから水平に使用できる「蔵」や、ロフト型の「蔵」などを採用することで、収納量と空間の広がりを得ることができるようにご提案しています。
入居者には大変好評で、このスタイルを取り入れた蔵のある賃貸住宅™も増えています。

※ 大収納空間「蔵」(商標登録第5784125号)はミサワホームの登録商標です。
※ 「蔵」は居室としての使用はできません

空間デザインで差別化できるポイントは?

能浦氏/実はインテリアデザインにこだわる入居者ほど、収納量を求める傾向にあります。すっきりとしたインテリアを楽しむためには、物を少なくする必要があります。「蔵」収納のような大容量の収納スペースがあれば、リビングや居室に置く物を少なくすることができます。さらに、収納量の多い賃貸住宅は、長く住み続けていただける傾向があります。
同じ量の物が収納できる部屋を、次に探すのが難しいというのもひとつの理由でしょう。その点でも、「蔵」収納は大きな差別化となる空間デザインだといえます。特に1階住戸については、部屋の魅力をアップすることが求められますから、「蔵」収納の採用は効果的だと考えます。
例えば左下の写真のように、天井高を活かしてスキップフロアで小上がりの居室をつくり、その下部スペースを「蔵」収納にします。大容量の収納スペースを確保できるうえに、1階住戸に半2階の空間をつくることで、立体的でより魅力的な部屋をつくることができます。写真でも分かりやすいため、まさに「写真映え」する空間になります。
このように、入居者に選ばれるために、より魅力的な空間デザインをミサワホームは提案していきます。

差別化に成功したデザイン例の中からピックアップ

ミサワホーム賃貸デザイン集

賃貸デザイン1

木造とは思えない重厚感のあるスクエアなフォルム

木造とは思えない重厚感のあるスクエアなフォルム

木製のドアが重厚感を演出する共用エントランス

外階段と外廊下に屋根をつけることでセキュリティをアップ

木質感のあるアクセントをつけることでデザイン性を強調

外壁をライトアップし、タイルの美しい陰影を見せる工夫

賃貸デザイン2

日本の古き良き街並みを彷彿させる敷地のトータルデザイン

木製のドアや銅製の雨樋等が和を強調

植栽を配置し、憩いのためのベンチを設置することで癒される環境を形成

外の通路はウッドデッキにすることで、より特別な環境をデザイン

賃貸デザイン3

白を基調とした外壁タイルと木質アクセントの組合せがモダンな中にもやわらかいイメージを感じさせるデザインの外観

オートロック式の共用エントランス

外通路にも植栽を配置するなど、細部まで環境に配慮

室内デザインのポイントは、リビングに隣接したスキップフロア。上部はベッドルームとして、下部を蔵収納として利用 

賃貸デザイン4

白とダークグレーの組合せがシャープなデザインの外観

通路と駐車場の境界を示しつつデザイン性を高める木調の柱

シンボルツリーのある中庭がデザインの中心。白のタイルとインターロッキングの組合せが高級感を演出

オープンな空間を演出する対面型キッチンを採用したリビングダイニング

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