
物件の写真を見て判断されがちな時代です。
そこで写真映えするインテリアを考えます。
賃貸住宅市場は、差別化の時代に。
いかに注目されるかがポイント。
空室増で差別化が必要になっている。
少子高齢化・人口減で賃貸住宅の需要は少なくなると思われる方もいらっしゃるでしょうが、逆に世帯数はゆるやかに増加しています。核家族化や未婚シングルが増えることで、人口が減っても世帯数は増えるという現象になっています。
さらに積極的賃貸派という「一生賃貸住宅に暮らす」という考えの方も増えており、現在の「空室率=賃貸経営の将来の不安」という考え方は成り立たないといえるでしょう。これからは賃貸住宅市場で差別化されて、入居者に選ばれる物件づくりが大切です。そのためには入居者がどのような視点で部屋を探しているのかを考える必要があります。

ピンチアウトで拡大できます
部屋探しは大きく変化。足で探すよりネットの時代。
不動産情報サイト事業者連絡協議会の2024年「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果によると、賃貸物件を契約するために訪問した不動産会社は平均約1.9社。ひとつの不動産会社しか行かなかった入居者も4割以上いるというのが現状です。これは何よりインターネットでの物件検索が充実したことに原因があります。入居者が重視した部屋探しの情報は、インターネットの物件情報サイトでほとんど物件を決め込んで、あとは現地を確認するだけという部屋探しのやり方に変わっています。
つまり、いかに情報サイトで物件を魅力的に見せていくのかが、入居者募集では大切ということ。検索サイトでは、家賃、駅からの距離、広さ、間取りなどを簡単に絞り込むことができます。そして候補として選ばれる可能性を大きく左右するのが物件の写真になります。


物件の画像が部屋探しを左右する。
ひとつはわかりやすい写真を掲載していること。写真点数を多くして、現地に行かなくても大まかなイメージを掴める内容にすることが大切になります。そして何より大切なのが、物件そのもののインテリア・空間が写真映えするようにつくられているかどうか。色やデザインなど、写真で魅力的に見えるインテリアをつくることが、大きな差別化になるといえるでしょう。


ミサワホームが提案するMIAWA Interior Style

ターゲットに合わせたインテリア提案。
どのようなインテリアテイストにするかは難しいテーマですが、ミサワホームではインテリアスタイルをいくつかに分類して、入居者の好みに合わせた様々なご提案が可能です。都市型のモダンなスタイルか、暖かみのあるスタイルか。さらにシンプルなスタイルか、装飾の多いデコラティブなインテリアか・・・・。これらをカテゴリー分けすることで、方向性に合わせたインテリアをつくり出すことができます。

洗練されたシンプルなスタイルが人気。
ミサワホームでは「Be Simple」と名付けているインテリアスタイルで、シャープな雰囲気の空間デザインです。壁は白を基調にして、フローリングや建具などとのコントラストを強くすることで、物件情報サイトの写真でも個性が伝わりやすくできることがポイント。間取りとしては、なるべく開放的に空間を使い、間仕切りで空間を自由に分けて使えるようにするなど、フレキシブルな空間提案が人気です。

Be Simple
木のぬくもりのある空間も根強い人気が。

THINK SLOW

FINE STANDARD
女性に人気のエレガントなスタイル。

インテリアの工夫に役立つアイテム

収納を見せるインテリアの提案。
例えば備え付けの棚は、新たに棚を購入する必要がないため、あるとうれしい工夫です。さらに壁にレール式の棚を付けられるようにすれば、便利さに加えてインテリア性も高まります。壁に埋め込むように棚を設置するニッチ収納も、インテリアに変化をつける効果があり、しかも高級感を出すことができます。また、ミサワホームの大収納空間「蔵」 ®も、写真映えする空間のひとつ。
大容量の収納スペースを写真掲載することで、大きな差別化につながります。一般的に賃貸物件の部屋写真には家具や飾りなどは設置しませんが、ちょっとした小物を置いて撮影をすればより魅力が伝わります。
※ 大収納空間「蔵」は、ミサワホームの登録商標です。
※ 「蔵」は居室としての使用はできません。

備え付けの棚
入居者にとって備え付けの棚は、うれしい設備のひとつ。デザイン性と利便性を両立できます。

ウォールレール
壁にレールを設置して、好きな場所に見せる収納を設置できます。

大収納空間「蔵」
住空間を犠牲にせずに大容量の収納が得られる「蔵」は写真からでもその便利さが伝わります。

ニッチ収納
壁に埋め込むように棚を設置します。空間に変化をつけ、高級感を演出します。
ワンポイントの色を使うことで写真映えを。
例えば、アクセントクロスで個性的なカラーを壁の一部につけることは、通常のコストと大きく変わりませんが、見た目の印象は大きく変わります。他にもキッチン廻りに強い色を使ってインパクトを与える手法や、フローリングと壁の色にコントラストを与えて印象を強くするなど、様々な手法が考えられます。賃貸住宅のインテリアを検討される際は、「写真映え」も念頭におかれると良いでしょう。

空間のレイアウトもインテリア提案のポイント。

細やかな打合せの積み重ねで印象は変わる。
今でも賃貸住宅のインテリアは、誰からも嫌われない無難なものが多くあります。物件情報サイトを見ても個性を感じない同じような部屋が並んでいます。これはコストはもちろんですが、設計時・計画時の手間を惜しんだ結果でもあるのです。ミサワホームでは、インテリアのきめ細やかな打合せを積み重ね、コストとメリットのバランスを考えたデザインを提案しています。
その積み重ねこそが魅力的な物件、満室経営ができる物件をつくるために必要なことだと考えています。
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